積丹/知床・海に棲む生きものと自然景観
(テーマ別リスト)
■ 『積丹半島へやってくるトド・・・
そのくらしを観察する。』

トドがどこからどのようにしてやってくるのでしょうか?そして、積丹半島ではどのように
くらしているのでしょうか?上陸で毛繕いや昼ねをしている様子、水中をまるで曲芸氏の
ように自由に泳ぎまわる姿をご覧いただきます。クマ科を起源とし、すばらしい進化を遂
げた野生トド。
100年以上前には北海道、東北の小島を繁殖場にして暮していたといわれています。
そのころの北海道には海も陸も豊かな自然が残っており、野生動物の数は人間の数より
はるかに多く、トドたちものんびりとくらしていたことでしょう。
今では生息数が激減し、世界(北太平洋)で僅か9万頭になってしまいました。
国際的に絶滅危惧種として保護されているにも関わらず、いまだに北海道において何百
頭もの駆除が行われている実態を映像でご覧いただき、人とトドがどのように共存してい
けるのかについて一緒に考えてみます。
(Steller SeaLions Specialty)
■ 『海のナメクジ?華麗なるウミウシの食性と繁殖を観察』

体長3mmから20cmを超えるものまで様々な種類のウミウシ・・・その柔らかな体とカラフル
な色に似合わない強力な顎をもった肉食動物です。しかも、連鎖交尾で繁殖力にも優れて
います。
■ 『タコの王様、巨大ミズダコの捕食と産卵』

色や形を器用に変えて岩や砂地に溶け込ませる第一級の返信術を持つタコ・・・しかし大型
のミズダコは自分よりおおきなものにも攻撃をしかけます。タコの捕食と産卵した卵を守る
様子を観察します。
■ 『水母・クラゲが織り成す癒しの世界と
様々なプランクトンたち』

時を忘れたかのようにゆったりと泳ぐ姿の水母とはいったいどんな動物なのか?
単純なつくりのようで、実は眼や平衡器官を持っています。
浮遊生活をせず、一生海藻の上で暮らす変わり者(十文字クラゲ)やホヤの仲間サルパ類
など様々なプランクトンもいます。
■ 『海藻とそこに棲む生きものたちの暮らし』

日本は世界で最も海藻種の多様性の高い国。
さて、積丹にはどんな海藻があるのでしょうか?
そして、そこにはどんな生きものが棲んでいるのでしょう。アマモはあるのか?
磯やけの実態は?
■ 『産卵の為に、浅場にやってくる魚たちの暮らし』

秋から冬にかけてたくさんの魚たちが海藻の多い浅場にやってきます。
ホッケ、ケムシカジカ、ホテイウオ、アツモリウオ、アンコウ、そしてダイバーに人気の高い
ダンゴウオも多くやってきます。
■ 『海の花、イソギンチャクと
そこに棲む生きものたちの暮らし』

最も原始的な海の生きものイソギンチャク。岩や砂にはたくさんの種類が暮しています。
岩肌が見えないほど一面を覆いつくす色とりどりのヒダベリのお花畑は、まさに北の龍宮
城宝石箱を覗いているかのようなコモチイソギンチャク、限りなく透明感のあるスナギン
チャクやオオイボイソギンチャク、ムツサンゴなどを観察。
■ 『海を飾る様々な色と形のアクセサリー
・・・和装飾品の数々』

北の海には和服が似合いそうです。それに見合った装飾品もたくさん観ることができます。
エゾカサネカンザシ、ウミショウロ、ウミサボテン、ゴカイ類(エラコ、エゾゴカイ)、カイメン
たちによって忘れかけていた日本の伝統美を思い出させてくれる感があります。
■ 『食卓を飾る海の幸、
ウニ・アワビ・ナマコ・ホヤとその仲間たち』

江戸時代から交易品の代表格として今なお沿岸漁業の中心的な地位にある生きものたち
の体のしくみと暮し方を観察します。
放精や産卵、食性と人間を含めた食物連鎖のありかたを考えてみましょう。
■ 『積丹沿岸に棲む魚たちの暮らし』

世界に25000種、日本で3400種、北海道700種、そのうち積丹沿岸に生息する魚は
300種あまりと推定されます。
運よく産卵で浅場にやってくる魚は別にして、私たちダイバーが40m以浅で観察可能な
数はおそらく150種程度と考えられます。種によっては、いるのは分かっていてもなかなか
撮影するのは大変です。
このプログラムでは通称、根魚と呼ばれるアイナメ科、カジカ科、トゲウオ目、ヨウジウオ目、
ウミタナゴ科、ハゼ科、タウエガジ科、ニシキギンポ・コケギンポ・イソギンポ科、オオカミウ
オ科、フサカサゴ科、クサウオ科、メダマウオ科、ボラ科、ホウボウ科、ベラ科、イカナゴ科、
カレイ目、フグ目など約80種の魚を対象としました。
■ 『遠くからやってくる回遊魚たち』

季節や時間、また水温、潮、さらに餌生物の量と質などによって大きく回遊形態を変化さ
せる魚たち。ブリやマグロ、サバなどアジ・サバ科の回遊魚は、イワシの群れを追って岸近
くまでやってきます。
さらに、マグロを追ってサメたちもやってきます。神威岬の沖の唐傘根は古くからその回遊
ルートになっています。
今までにも何度か水中で遭遇してはいますが、撮影には周到な準備と根気が必要です。
エイも女郎子岩の少し沖(25m)の砂地にやってきます。
サケ、マスなどは溯上の際、母川と河口近くで
比較的容易に観察、撮影できる魚です。強い流れに向かい、傷だらけになりながらも、
ひたすら泳ぎ続けるその姿に冷水であることもつい忘れ、何時間も感謝の気持ちで応援
しています。回遊魚たちのドラマを観てみましょう。
■ 『夜から朝にかけて活動する生き物たち』

エビやカニなど多くの甲殻類、そしてイカなどの夜行性の動物はもっぱら夜に捕食を
行います。
砂や岩の間から顔を出すたくさんスナエビやアナジャコ、ヤリイカ、ミミイカ、夜行虫
など昼間見ることのできないシーンはナイトダイビングならではの楽しみです。
イカ釣り船の下で繰り広げられるイワシとスル
メイカのバトルは圧巻そのものです。
■ 『日本海に残された手付かずの楽園・
北武蔵堆を潜る』

焼尻島の西数十マイル沖の海底には、火山活動によって堆積した巨大な山があります。
そこには、1000m近くから段丘状に立ち上がった針の先のようなところ(頂上が7m)
があります。周囲は360度見渡す限りの水平線。正確なGPSと経験を使ってのみ、安全
にそこに行くことができます。
これまで、潜ったことのあるダイバーは数人しかおらず、ここがどのようになっている
のか実際の映像を
眼にした事のある人はほとんどおりません。
潮流が強く、海藻とプランクトンも豊富で魚影が濃く、しかも魚が極めて大型です。
そして、初めて眼にするのかダイバーを警戒することがありません。守りたい海です。
■ 『肉眼では見ることのできない、
ミクロ生物の世界』

マクロレンズを数枚重ねて覗いてみると、実に驚くほどたくさんのフシギな生きものを
観察することができます。
体長1.5mmのヨコエビがさらにその数十分の一にも満たない動物プランクトンを捕食し
ている様子を観ていると、海の食物連鎖の複雑さに驚かされます。
海に入り、何もいないと感じることがありますが、たった一つの岩にも実はたくさんの
生きものたちが棲んでいて興味深いシーンをたくさん観察できます。
わからない生き物が多く、また、何をしているのか解説するのが難しいこともよくあります。
皆さんで一緒に考えて、楽しいひと時を過ごしましょう。(Naturalist/魚の見分け方SP)
■ 『知床・四季の海
・・・そこに棲む生きものと自然景観』

寒暖交差地域の積丹の海に対して、知床は流氷によってもたらされる独特の海氷生態系を
観察することができます。アイスアルジー(珪藻類)、氷縁プランクトン、湧昇流によってもた
らされる海底からのプランクトンが大量に発生します。
そのおかげで、それらを餌にする動物プランクトンとさらにそれを餌にする魚も十分な餌に
ありつけるため、より大型で脂ののりも格別です。目の前が見えなくなるほどのウキゴカイ
や、巨大なキタユウレイクラゲは、ここの海の豊かさの象徴といえます。
延々と水底の岩場に続く、色とりどりのヒダベリイソギンチャクが一斉にその触手を開いた
とき、その景観は南のサンゴ礁に匹敵するほどの美しさです。
太古から残された原始林に流れる清流を溯上するカラフトマスとヒグマたち・・・
まさに、日本に残された最後の秘境。世界自然遺産として登録された後、はたしてこの
かけがえのない自然環境を守ってゆける計画内容になっているのでしょうか・・・?
ー水中映像講座についてー
開講日:毎週末(土日) 積丹ゼムハウス(随時)
参加費:2,000円より
※ 開催日、開催場所につきましてはご相談にて開催いたします。
※ 参加人数により、開催日につきましては変更となります。
お申し込み、お問い合わせについてはこちらまで
積丹郡積丹町字幌武意17−1
Zemhouse
пF0135−45−6606 E-mail:fujita@zemhouse.com
