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            ◇出発前の準備 必ずお読み下さい

●レギュレーター、パワーインフレ−ター等は完全にOHを済ませ、乾燥させて
 おいてください。(高圧ホースの交換パーツも用意すると良いでしょう。)


●ドライスーツの水漏れテスト、修理、内部の乾燥も充分に行うようにして下さい。

アンダーウェアインナーウェアの素材は、特に長時間の氷上・氷面下での保温
 に大きく影響を与えます。適切な組み合わせで極端に浮力のつかない動きやすい
 ものをご用意下さい。

ミトングローブ、デストロイヤータイプのフードフルフェイスマスクは流氷
 ダイブで定番です。初めて使用する方は、出発前にテストダイブでフィットするか
 どうかのチェックをしておいて下さい。

●氷上を歩いたり、ホールでの作業の際にはスノーアイゼンがベストです。
 (登山用品店で購入できます。)

●スキー用の帽子やインナー付きの作業手袋を用意することで、ダイビング前後の
 冷え防止にかなり役立ちます。

●−20℃にも冷えることの氷上やボートでは、ドライスーツの上に着るボートコー
 が強力な防寒効果を発揮します。ダイビングメーカーでの既製のものやショップ
 のゆったりサイズのオリジナルのものがありますので、是非ご用意下さい


●しばらくダイビングから遠ざかってしまったダイバーの方は、出発前にリフレッシュ
 を受け、ドライスーツテクニックをマスターしましょう。

●経験豊かなインストラクターに講習を受けながら参加できるアイスダイバースペシャ
 ルティコースを1日目に受講することで、2日目は自分たちだけで思いっきり冒険
 ダイブを楽しむことができます。今年初参加の方は出発前の学科講習を受け、完全に
 準備を整えることができます。


●氷の下の様々な生物群とダイナミックで神秘的な氷の造形美―めったに経験できない
 すばらしい世界を写真ビデオにおさめてみませんか?水中での撮影経験のない方で
 も失敗なく上手にしかもカンタンに撮る為の、基本テクニックが身につくスペシャル
 ティコースが用意されています。学科で基本を身に付け、1日2ダイブの水中トレー
 ニングで修了できます。(レンタルOK!)是非ご参加下さい。


●器材に関する知識とメンテナンス技術をダイバー自身が身に付けることで、いつでも
 安心してダイビングツアーに参加することができます。器材スペシャルティコースは
 冬の定番コースですので、いつでも気軽にご参加下さい。



       ◇流氷ダイビングの手順について(特に初めての方の為に――)

●前日は充分に睡眠をとり、アルコール類は控えめにするようにして下さい。セカンド
 ステージのフェイスカバーとファーストステージのダストカバーをはずし、完全に乾
 燥させておくようにして下さい。


当日は食事の際にオリエンテーション(ブリーフィング)を行います。
 注意深く聞き、疑問点は良く質問することでクリアーにしておいて下さい。

出発前に完全にスーツを着用します。フードグローブはお湯の入った保温用ケースに
 各自入れておきます。

ポイントに到着したら一度集合し、手順について説明を聞いていただきます。
 作業に必要な道具をソリに乗せ、全員で運搬します。


エントリーホール掘削作業が終了しましたら、個人器材とウエイト・タンクを運びます。

チーム分け(順番・ラインテンダー・安全ダイバーの役割)が決定したらSTAFFが
 はじめにエントリーして下見ダイブを行います。エントリーの際の手順、潜降で使う
 テクニックなどを注意して見学しておいて下さい。


セッティングの注意事項
 
セカンドステージ、インフレーターホースは直接雪に触れないようにBCDのポケッ
  トなどにあらかじめ入れておくようにして下さい。

 タンクバルブはゆっくりと、しかも断続的に開けるようにすることで高圧ホースの破れ
  を防止できます。

 通常のダイビングで行っているパージボタンを押してエアーの供給をチェックする方
  法は、フリージングに直結しますので、絶対に行ってはいけません。
  マウスピースをくわえ、軽くゆっくり吸う程度にして下さい。
 
セッティングが完了したあとはバルブを閉めておくこと。


エントリー時の注意事項
 ・
ホールに腰掛けてテンダーにアシストしてもらい、BCDを装着するようにして
  下さい。
 
BCDには多めにエアーを入れ、充分な浮力を確保してからコントロールドシッ
  テッドエントリーテクニックで入水します。(レギュレーターなしで。)
 
浮力が充分であることを確認したら、レギュレーターをくわえ、水面に顔をつけ
  た状態でゆっくり呼吸を開始して下さい。呼気も排気も出来る限りゆっくり長く
  行うことが、凍結防止の最も大切なテクニックとなります。
 
安全ラインをテンダーにつけてもらい、右手にラインを保持するようにして下さい。
 呼吸が安定したら、あらかじめ潜降しているガイドのところまで潜降ラインをつ
  たわってバディとペースを合わせて潜降します。

ダイビング中の注意事項
 
水底まで潜降したら、数分間冷水温と呼吸に慣れるためその場で止まって下さい。
 
ガイドのサインに従って浮力調整を行いましたら、移動を開始します。
  呼吸を常に安定させるために移動はとてもゆっくりで、しかも氷のすぐ下の
  中層で移動します。生物たちや、氷の造形を楽しんでいただきますが、レギュレ
  ーターのフローは常に自分でチェックして下さい。
  フリージング(凍結)によりフローは一度始まりますと、除々にその量が増え、
  最終的に破裂したような状態となり、エアーは一気に消費され、くわえていること
  が困難になることもしばしばあります。
  フローの始まりは「ポコポコ」と、ほんの少しずつ出始め、次に「シュー」と
  継続的に出るようになります。早期に認識するためには、息を吐いた状態で一度
  呼吸を止めてみて、「ポコポコ」が始まっていないか確認するのがコツです。
  万が一「ポコポコ」が始まったら、すぐにスタッフにサインで知らせて下さい。
  さらに進行してもすぐ安全に浮上開始出来る光射ゾーン又は ホールの真下まで
  あらかじめ移動します。フリーフローにより浮上したら、まずBCDにエアーを
  多めに入れ 、充分浮力を確保した後、熱湯でファーストステージ・セカンドステ
  ージを解凍します。残圧確認と体力・気 力に十分余裕がありましたら、そのまま
  ダイビングを続行します。
  何回でもエントリーOKですので、一度に無理をして長時間潜る必要はありません。
  経験を重ねるごとにテクニックと自信が除々に身についていきます


●ダイビング終了後の注意事項
 終了した方から、運搬車輌まで器材を運んでお休み下さい。
 
全員が終えてから、宿泊施設までの移動となりますので、時間に余裕のある
  方は氷上ウォーキングやワシ、エゾシカ、アザラシなどの野生生物をお楽しみ
  下さい。
 
宿泊施設に到着したら、各自の器材のメンテナンスをしていただきます。
  ドライスーツ・フード・グローブの乾燥と、レギュレーター、BCDの乾燥。
  (指定の部屋をご案内します。)
 
ロギングは入浴後、夕食後に行うようにして下さい。
  特にスペシャルティコースの方は1時間程度を要しますので、片付け作業は
  お早めにお願いします。

〈募集要項〉
海氷は氷の結晶(氷晶)として誕生し、極寒の中で急速に成長しやがて氷野を形成します。
そしてシベリアからの強い風と潮流の複雑な作用を受けながら割れたり、重なり合ったりを
繰り返し、見事な
オブジェとなって知床半島にやってきます。
 
海の中から氷を観察すると、実に様々な色・形・質のものがあることがわかります。シャ
ーベットを固めたような乳白色でやわらかい氷、透明感のある硬い氷、気泡のたくさん入っ
た氷や、細かいスジのたくさん見られる氷など様々です。
形などもそれぞれ違います。丸みを帯びた氷や、岩盤のように平らな氷、鋭角に尖った氷が
微妙なバランスを保ちながら組み合わされたオブジェは海の底知れない力と神秘さを感じさ
せられます。
 
海面直下の比較的浅いところの氷の下は、濃い砂糖水を真水に漂わせたような層になって
いるところがあります。この層の厚さは普通50cm〜1m程で、塩分濃度の違いによりで
きた境界部分(
デンサティクライン)です。
氷とこの境目の間を微妙な浮力調整で潜る不思議な体験は、通常のダイビングでは味わうこ
とのできない世界です。雲の上を飛ぶ飛行機から見る景色のようでもあります。
 
何日も寒い日の続く2月中旬頃には定着した海氷(沿岸定着氷)が下方へどんどん成長し
てゆきます。
成長してゆくときは、塩分を外へはき出しながら真水だけが凍ってゆくので、塩分濃度の違う
層を創り出す訳ですが、さらに面白いのは、この過程で氷晶が下方へつながりながら創り上げ
られる
アイスシャンデリアです。
水中ライトを横から当てて観察すると、宝石のようにキラキラと輝いて見えます。手でかるー
く触っただけでカシャカシャと音を立てて上方に舞い上がってゆきます。

海面下の氷はたくさんの氷の塊が重なっており、薄いところと厚いところがあり、光射の度合
いも様々です。厚いところではナイトダイビングのようにほぼ真っ暗に近いところもあります
し、逆に薄氷のところでは充分太陽光が射し込み、氷の色合いも特に美しく見えます。
エントリーホールから射し込む光はまさにスポットライトさながらで、水底までくっきりと写
し出してくれます。しかも、光のよく入るところにはたくさんの動物プランクトンが集まりま
すので,観察するにも最適です。

氷の底に何やら茶色っぽい色の付いているところを観ることがあります。これが
アイスアルジー
と呼ばれる植物プランクトンです。 アイスアルジーは、海氷と一緒にやってきた海からの贈
り物で、知床の海の生態系の原点ともいえる大切なプランクトンです。氷に閉ざされながらも、
わずかに射し込んでくる光と、海氷の形成の際、氷に閉じ込められた濃い塩分(濃縮塩細胞=

ブライン
)で光合成によって春を待つ植物です。
 
3月下旬から4月にかけて氷が解け始め、充分に太陽光が注がれると、爆発的な勢いで光合
成により、大発生することになります。 大量のアイスアルジーは膨大な動物プランクトン
クリオネウミクモなどを含め)を育み、さらにそれがエビ・カニなどの甲殻類や小魚たち
のエサとなります。
ですから、海氷の下には
世界自然遺産・知床の生態系の素があるともいえるのかも知れません。
2月から3月初旬頃までの
沿岸定着氷ダイビングでは、まだ成長過程にある氷が創り出すシャン
デリアやオブジェ、そしてデンサティクラインの不思議な体験や様々な動物プランクトンを観
察することができます。
・・・さまざまな海氷とそこに棲む生きものたちの観察
●出発予定日 1回目 2009年2月27日(金)〜3月1日(日)  3日間
(札幌発着) 2回目 2008年3月6日(金)〜3月8日(日) 3日間
        ※流氷の接岸状況によってスケジュールが変更になる場合もあります。

●参加費用70,350(消費税込み)

     費用に含まれるものは、以下の通りです。

     1)2日間のダイビング費用(最高8ダイブまで可能、本数に関わりなく)

     2)5食(朝2、昼2、夕1)

     3)現地移動及び撮影、観察ツアー

     4)温泉入浴料

     5)札幌からの乗車費用(往復15,750円)

※現地集合の場合のツアー費は54,600円となります。

 コースのみでの参加費用:PADIアイスダイバーSPコース  45,000円(3ダイブ)
            スペシャルティインストラクターコース  80,000円(10ダイブ)

  
2009 海氷エコダイブ

推奨プログラム1)PADIアイスダイバーSPコース(上記金額に15,750円追加)
        2)ZEMオリジナルオホーツクアイスダイバーSPコース(上記金額に15,750円追加)
       ※初めてアイスダイビングされる方は、1)のコースを是非ご参加ください。
       ※出発前に学科を修了していただきます。
       ※認定証発行に申請料各3,675円と写真が必要となります。